お釈迦さまの一生 1

仏教は約2500年前(紀元前500年頃)のインド発祥と言われています。開祖はお釈迦様です。
お釈迦様は80歳まで生きたとされていますが、生まれた年には様々な見解があり紀元前1000年〜紀元前460年くらいの幅で研究者が説を出しているようです。
今は2024年です。
まぁだいたい紀元前500年頃の80年の人生の中で仏教活動されたのがお釈迦様で、まぁだいたい仏教の発祥というと2500年前くらいでしょう。という感じでしょうか。
2050年になっても、まぁまぁ2500年前、2100年くらいになったらなんとなく2600年前と言われたりするのでしょうか。これからの調査で生まれた年が明確になる可能はありますが現時点ではそんな程度の確からしさで2500年前と言われているのかなぁと理解しています。
世界四大文明を小学生か?教えられた記憶がありますが専門家の中では「文明」という言葉の定義が曖昧であり、世界共通の認識にはなっていないようです。
文明の定義が曖昧だと文明の数を決められるはずがなく、世界四大文明という言葉自体、日本以外の国ではほぼ認知されていないとの話です。
世界四大文明という言葉には様々な議論があるとしても、インダス文明と呼べるような人の活動がインド西側には何らかあったのだと思います。いつからインダス文明が始まったのか様々な定義があるようですが紀元前2600年辺りでしょうか。
インド北側には世界最高峰のヒマラヤ山脈が連なっております。地形からインドへの進入はインダス文明が発達した西側からになってしまいます。
紀元前1500年頃、インダス文明のインドの西側の地域を経てアーリア人という民族がインドに移動してきました。移動の理由は分かりませんが気候変動により住みやすい土地を求めたのでしょうか。
アーリア人は時間をかけてインダス川からガンジス川流域まで移動を続けてインド北部地域に入ったようです。
アーリヤとは「高貴な人」の意味でアーリア人側の立場の表現のようです。アーリア人はインドの先住民を「ダーサ」と呼び自分達とは違う人種として区別、差別していくようになったようです。
そのためアーリア人はインダス川からガンジス川のインド北部地域に他から入ってきた「征服民族」と呼ばれることもあるようです。
アーリア人が新しく街を作る中でアーリア人が信仰するヴェーダの神の信仰からバラモン教が広まっていき、合わせてカースト制度という身分制度、階級差別が始まることになります。
アーリア人がインド北部に進入して1000年くらいの時を経た紀元前500頃にはインドはバラモン教とカースト制度の国になっていたようです。
そんな時代にインドとネパールとの国境付近のルンビニという街でお釈迦様が誕生することになります。